監査法人の辞め時について

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どうも裸の独立会計士です。よろしくどうぞ。
気が付けば繁忙期ですね。充実したゴールデンウイークを過ごしているでしょうか?笑
独立してからというもののまぁ忙しくはあるんですが昔ほどゴールデンウィークに対する恨みつらみものなくなったのでブログを書いてみます。

忙しすぎてそろそろ「辞めようかな」みたいな人もいるような気もするのではないでしょうか?
自分もちょうどこのくらいの時期に監査法人を辞めることを心に決めた思い出もあるので。

まずは本当にお疲れ様です

まず何より、今のこの時期を監査法人で頑張っているあなたに、心から「お疲れさま」と伝えたいです。
監査の現場は、どうしても繁忙期になると目の回るような忙しさになりますよね(今はどうか知りませんが繁忙期に限った話ではなくなっていた気もしますが)。
ただ忙しいならともかく、懸念事項やクライアントと調整が必要な事項がこのタイミングまで引っ張っていると非常につらい状態だと思います。

現場を離れたものとしては無責任感が出てしまいますが、「終わらない監査はない」という言葉を送ります!
あと1か月くらい頑張ってください!

辞めたくなる時期でもある

そんな激務のなかで、「辞めたいな」という思いが芽生えるのは、自然なことだと思います。

自分自身も、まさにこの繁忙期の真っただ中、マネージャーとして無限残業をしている頃に、
「あっ、もう無理だ」と退職を決意したものです。

自分の場合いつか独立したい思いはあったものの、監査もすごく嫌いなわけでもないし、
幸い比較的体力もあったので、何とかやってこれてしまった。
辞め時を失っていたというのが正しいかもしれません。

特にパートナーになりたいわけでもなく、そこまで自分を押し殺して組織にコミットしていたわけではないものの、
辞めると決断したときには少し心が軽くなったような気もします。

振り返ってみると辞めたいと思ったときが辞め時でよかった

実際に退職したのは上記のとおりゴールデンウィークごろに決断して、夏ごろに退職意思表示、年末退職といった感じでした。
今思うとなぜ夏まで意思表示を引っ張ったのか謎ですね。繁忙期まっさ中はともかく6月早々に伝えればよかったと思います。

それ以前に、なんとなく「辞めたいなぁ」くらいはそれより前に何度もあったのでその時に辞めときゃ良かったという思いもあります。
さすがに3年で辞める(即独立であれば)とかでなければ、一定インチャージとかやったらもういいんじゃないですかね。
ポンと辞めても死にはしないですよ。
税務とか監査以外の道でやっていきたいなら3年で辞めるもあり。

「マネージャーまでやった方がいい」なんてくそくらえ

辞めてみて考えが変わったというか変化がありました。
よく「辞めるにしてもマネージャーまではやったほうがいいよ」みたいなこと言われて納得していたのですが、そうでもないなと。
何を生業にしていくかにもよりますが、結局はクライアントと信頼関係を構築できるようになったらもういいのではと思います。
クライアントと信頼関係を構築できるレベルなら当然チーム内でも信頼を得られているはずです。

シニアでも矢面に立ってやってたら変わらんと思うので。法人内の採算管理だとか、事業部内業務とかそんなんやらなくていいっすよ。
つながりを作るという意味では事業部内業務は意味あるかもしれないが。。。

あとこれも外に出てみて思ったのですが、独立ではなく転職、特に事業会社の経理に行く場合。
これも監査法人のマネージャー経験があるからできるというより、ちょっと別の種類の仕事なので監査法人のマネージャーにこだわる意味は個人的にあまりないかなと思いました。

もちろん論点の検討とかスペシャリスト的役割であればそれなりの職階で経験を経ているほうがいいのですが、マネジメントという意味では監査法人は特殊すぎると思うので、
監査法人のマネジメントに慣れすぎると逆に苦労するというかアンラーニングが必要になる気がします。

監査法人と事業会社の違いは語ると長くなるので少しだけにしますが、当たり前ですがメンバー構成が違います。
自チームも全員がプロフェッショナルではない、もちろん事業側との折衝なども必要と、求められる能力が変わってくるイメージです。
すんなりできる人もいる一方で、苦労する人は結構苦労するイメージです。
シンプルに経理業務に向いてないタイプも多いし(適当なところとか笑)

辞めたいなら、それがサインかもしれない

自分の心に従ってみようぜ!
縮こまってたら何も始まらないぜ!
(変なテンションになりました・・・笑)